「物流」や「運送」という言葉を、皆さんも聞かれた事があるかと思いますが、それぞれの意味を明確に説明できる方は、それほど多くはないのではないかと思います。
実は、「物流」と「運送」という言葉には、明確な違いがあります。
この記事では、物流会社と運送会社の違い、それぞれの特長についてご紹介します。
物流会社と運送会社の違い
物流会社は、ご依頼主様からお預かりした物品を自社倉庫で保管管理し、ピッキングから輸送まで、物流に関するあらゆる局面を業務範囲としています。
運送会社は、商品の配送・輸送に特化している会社の事を指します。
「運送」は「物流」の一部と言える訳ですね。
物流会社とは
物流のあらゆる局面を業務範囲とする物流会社。
主要な業務としてはどんなものがあるのか、見ていきたいと思います。
・倉庫管理 ご依頼主様からお預かりした物品を、適切な環境(温度状況など)で管理・保管します。
管理システム、IoT倉庫などの設備を用いて、より安定した管理を行う事ができます。
・梱包・包装 輸送時、物品の形や保管に適した温度など、運ぶ物品の特長や輸送の効率などを総合的に考えた上で、適切な梱包・包装を行います。
・輸送・配送 自社倉庫で管理を受け持っているご依頼主様の物品や、ご依頼主様自身で管理されている物品を、指定の場所に輸送・配送します。
「輸送」は長距離かつBtoB(企業へ向けて物品を運ぶ)、
「配送」は短距離かつBtoC(個人へ向けて物品を運ぶ)
という違いがあります。
当社では、運転士(ドライバー)の健康状態などをチェックし、安全な輸送を行うための手続きである「常務後点呼」を、ロボット点呼を併用する事で、安全性を高める取り組みを行っております。
よろしければロボット点呼についてもご覧ください。
ロボット点呼の導入と運用について運送会社とは
運送会社は、物流の中でも、物品を運ぶ輸送・配送に特化した企業です。
自社で倉庫を持ち、輸送・配送だけをアウトソーシングしたい。
という場合に検討するのが良いでしょう。
物流会社を利用するメリット
・物品の管理を適切に行う事が出来る 専用の管理システムや設備を備えた物流倉庫で、適切に物品を管理し、品質を保持する事ができます。
・梱包~輸送までのフローを効率よく行う事が出来る
物流会社の倉庫で保管された物品は、輸送に適切な梱包を行った上で、輸送のルートに乗せる事が出来ます。物流の全ての段階を業務範囲とする物流会社だからこそ、出せる強みです。
・コストの削減が出来る 倉庫管理や輸送は、自社で行ったり、個別にアウトソーシングを行う場合、コストが膨らんでしまう場合があります。
物流の全範囲を網羅している物流会社であれば、物流に関するあらゆる業務を丸投げしてアウトソーシングする事が可能です。
最適な物流の体制を創る「物流プランナー」
当社では、最適な物流プランをクライアント様に提案し、倉庫内での荷物の保管から運送に至るまで幅広く活躍する、物流設計のスペシャリストである「物流プランナー」というポジションを設けています。
物流プランナーは、ご依頼主様と折衝し、どのような配送方法が最適なのかを話し合い、そこで決まった結果をもとに運転士(ドライバー)に運送について話し合い、スムーズな物流の運行ができるようにする調整役であり、各関係者のハブとなる存在です。
・物流ドライバー、運転士の当社採用情報については
こちら山梨県の企業に寄り添う物流会社 山梨通運株式会社
当社は創業より120年以上の歴史を持ち、山梨県の企業に寄り添う総合物流会社です。
最新設備を備えたIoT倉庫を持ち、リアルタイムに在庫を管理することで、お客様の荷物を大切に保管させていただいております。
山梨県で物流パートナーをお探しの企業様には、ぜひご検討いただければ幸いです。
物流会社と運送会社の違い まとめ
自社倉庫を備え、物品の保管・梱包・輸送など、物流に関する業務を一手に担う「物流会社」と、運送・輸送に特化した「運送会社」の違いについて、ご紹介してきました。
自社の状況や必要としている業務範囲に応じて、自社がアウトソーシングすべきなのは物流会社なのか、運送会社なのか、検討いただくと良いかと思います。