当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力

UPDATE : 2023.08.31

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当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力

山梨通運株式会社 ブログ担当です。
当社には山梨県の企業としては珍しく、ゴルフ部、グルメ部、チョークアート部などの社内サークルが存在し、一定のサークル活動助成金を支給するなど、活動をサポートしていいます。

今回、当社取締役総務部長の中村昌夫が部長を務める、弓道部の練習を見学し、活動の内容、弓道の魅力について部員の方々に伺いました。

一礼から始まる、山梨通運弓道部の活動

当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力

弓道部の活動は、一礼に始まり、一礼に終わります。

※もちろん活動の前後には掃除や準備、後片付けなども適宜行います。

競技・スポーツであるより先に「武道」としての側面が強い弓道。
数ある武道の中でも「対戦相手がいない唯一の武道」とも言われています。

柔道や剣道であれば、戦うべき対戦相手(人)がいますが、弓道の場合、弓で狙うのは的です。
もちろん競技としての弓道では、競う対戦相手や、相手チームがいますが、弓道の本質は弓と矢で的に向き合い、自身の心と身体を鍛錬する事なのです。

弓道部員 保険営業担当 丸山さんのお話

当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力

普段は、当社保険部門の子会社である「まるつう保険ひろば」の営業を担当している丸山さん。
今回お話を伺った部員の方に共通するプロフィールとして
「高校3年間、弓道部に所属していた」
という物があります。

多感な高校生時代に弓道の魅力に触れており、
当社弓道部で久しぶりに弓を引く事を再開。という方が多いんですね。
丸山さんも高校3年間、弓道部で活動し、大学でも弓道部に所属したのですが、
思ったよりストイックな部で、

「もう少し、大学生活を満喫したいな…」
という想いから、大学の弓道部では本格的な活動には至りませんでした。

ただ、スポーツはずっと好きで、大学卒業後もテニスやゴルフなどを楽しみ、
現在は当社弓道部で、高校時代にも親しんだ弓を引いています。

丸山さんは「弓道の魅力」について

「やる事は単純なのに複雑で、思い通りにいかなくて難しい所」
と言います。

どれだけ鍛錬を積んだとしても、百発百中という訳にはいかない。
上手く当たらない事の方が多い。でも、そこが面白い…
弓道の魅力の一端を感じさせる表現ですね。

畑違いの業界からドライバーに転身。伊藤さんのお話

当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力
当社ドライバーの伊藤さんは、福祉という畑違いの業界から物流業のドライバーに転職をされました。

実は、伊藤さんの当社への入社のきっかけも弓道でした。
高校三年間、弓道に打ち込んだ伊藤さん。
まだ当社に入社する前から、仕事をしながら社会人弓道に打ち込んでいました。

前職の仕事上のストレスによって気分が落ち込み気味だった伊藤さんを心配し、声をかけたのが、当社弓道部の部員だったのだとか。

―――伊藤さんにとって弓道とは?
「弓道は、人生に似ていると思います。
同じ事をしているようでも 同じ事は二度起きない。
物事の一つ一つを丁寧に考えるようになりますね。
人間的にいい人に出会えれば 仕事にも、弓にも打ち込めると思います」

―――弓道の魅力とは?
「自分の世界に入れる、嫌なことがあっても忘れられる所ですかね」

新人物流プランナー 伊藤さんのお話

今年、当社に物流プランナーとして入社した伊藤さん(ドライバーの伊藤さんとは別の方です)。

18歳の若手社員ですが、当社物流業を円滑に運用するための要のポジションである、物流プランナーとして、日々経験を積んでいます。

当社大野センターでは、物流プランナーとしての業務はもちろん、集荷業務のサポートとして、お客様の元へ集荷へ伺う事も。

弓道は他の部員と同じく、高校で3年間打ち込み、その流れで弓道部へ入部。
仕事でも弓道でも、日々研鑽を積んでいます。

―――伊藤さんにとって弓道の魅力とは?
「的に向かって集中して 他の事を考えずに打ち込める所ですね。

弓道に打ち込む中で、集中力を高めて一つ一つの所作を行う事が、
日々のお仕事の集中力にも繋がっているように思います」

弓道部部長 中村部長のお話

当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力

当社総務部長であり、弓道部の部長でもある中村部長は、
やはり高校の3年間、弓道に打ち込んだのを皮切りに、社会人になってからも、週に1度は弓を引く生活を続けてきました。


当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力


段位としては「教士六段」を持ち、本年(2023年)の全日本弓道選手権大会(天皇盃)では、関東代表の一人として出場する予定です。

―――中村部長にとって弓道の魅力とは?

「まずは、スポーツ全般が苦手な私でもできるところが素晴らしい。

[射即人生]と弓道では言いますが、弓道を通して日本的な、美しい所作や佇まいを学ぶ事が、そのまま日々の仕事や生活に繋がっていく。
それは日本文化の「道」な活動において、共通して得られる体験ではないかと思いますが、弓道において対峙するのは〈己と的のみ〉というのが特徴でしょうか。

また、修練を積むことによって所作や動きが滑らかに、かつ間【残心(身)】が見られるようになります。修練を積んだ所作はそれだけで美しいものであり、弓道を知らない方が見てもお分かりになると思います。
対人の武道ではない、自分と向き合う武道である弓道は、
そういった自己を磨く、心を研ぎ澄ます。
という事に直結しているものだと思いますね。」


―――今後の目標などは。

「弓道部の部員は、仕事でも苦楽を共にする仲間でもあります。
このメンバーで全国大会…来年は滋賀ですが… に、行けたらと思いますね!」


山梨県の社会人弓道について

山梨県の社会人弓道部が参加できる大会は複数ありますが、ここでは主に当社弓道部や弓道部メンバーが参加している大会についてご紹介します。

【山梨市の総合体育大会】
弓道だけでなく、色んな種目のスポーツが含まれる、山梨市の総合体育大会です。
山梨市を9地区に分け、それぞれの地区対抗の形式を取っています。
山梨市に住んでいる部員が、それぞれの地区に分かれて、個人戦を戦います。

【山梨県の総合体育大会】
こちらも弓道だけでなく、色んな種目のスポーツが含まれる、県の総合体育大会です。
枠組みとしては、市町村対抗戦の形式を取ります。
やはり部員がそれぞれの市町村に分かれて、団体・個人戦を戦います。

【企業対抗戦】
こちらは、当社弓道部のような、社内サークルとしての弓道部の対抗戦です。
県大会の上位2チームが全国大会へ進出する事が出来ます。

【全日本弓道選手権大会(天皇盃)】
1950年に創設された歴史ある弓道大会です。
成績優秀者は都道府県別の大会から各ブロック(山梨は関東)大会、全日本弓道選手権大会へと進出し、
決勝は一手5回10射の的中制で行われます。


当社弓道部の活動と社会人弓道の魅力 まとめ

人ではなく的を相手とし、「自分自身の心身を鍛える」武道である弓道。

的に向かって集中する事で、普段の仕事における集中力を高める事につながり、美しい所作、立ち振る舞いを意識する事は、やはり仕事、生活の中での所作や身のこなしにも繋がっていきます。

生涯を通じて自己を高める事が出来る弓道の魅力の一端だけでも、この記事を読んでくださった方にお伝え出来れば幸いです。


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